ブルガダ症候群起因の心不全による突然死から守るため、S-ICD(皮下植込型除細動器)を植え込んで1年が経過いたしました。命を守ってくれるデバイスが身体に植え込まれ、安心を得た形ではありますが、デバイスは電磁波等により誤動作する可能性もあり、その対応等を備忘録として残しておきます。
禁止事項
従来、使用していたが、医師、メーカーからの禁止により、使用することを辞めたものを、以下に示します。なお、MRIも禁止ですが(正確には、手術を行った病院でのみOK)、この1年、MRIが必要になることはありませんでした。
- エンジン式の草刈り機:庭仕事に欠かせない道具でしたが、使用するのを辞めました。
- 体脂肪等が計測できる体重計:体に電流を流すのが駄目なようで、使用するのを辞めました。
- スマートウォッチ:やはり、体に電流を流すのが駄目なようで、使用するのを辞めました。
- 整骨院への通院:電気で治療する器械が駄目なので、通うのを辞めました。
注意しているもの
以下、近づくこと、長く近くに居ないように注意しているものになります。
- IHを使った加熱器:IHクッキング、炊飯器、ポット
- スマホ、PHS等の携帯端末:特に移動時は注意(基地局が代わるときに、電磁波最大となる)
- お店の出入口にある盗難防止装置
- カード決済に用いられるカードリードライター
- スマートキーシステムの車:アンテナの位置に注意
- 電気自動車の高速充電場所エリア:充電中は、絶対近づかない
- 車のエンジンルーム:エンジンが動いているときは近づかない
その他
電磁波以外になりますが、以下、確認できたことになります。
- 退院直後は、シートベルトと胸の間にクッション材を挟んでいたが、1か月経過ぐらいからは、クッション材は、不要となった。
- 左脇の下側に、S-ICDの本体が植え込まれているため、左側への寝返りは、今でも、基本、行っていない。
- 仕事で、夏場に現場サポートに入り、汗だくとなる重労働をこなしたが、誤作動は生じなかった。心臓の脈拍は、それなりの値まで達したと思うが、心室細動(心臓の痙攣状態)と認識する値に比べれば、まだまだということだと認識。
所感
日々、上記のことを頭におき、生活しているからかもしれませんが、この1年間、S-ICDの誤動作による電気ショックの発生は起きておりません。もちろん、私が植え込んだデバイスが、これまでの誤動作を元に改良が進んだ型番のものであるのかとも思います。
また、S-ICDは、正に、心臓が止まってしまうか、心室細動(心臓の痙攣状態)にならないと反応しないものであるため、ペースメーカーよりは、誤動作は起きにくいのかもしれないと思い始めております。つまり、余程の影響を受けなければ、電気ショックは発生しない設定になっている。
これと比較いたしますと、ペースメーカーを利用している方は、電磁波により、ペースメーカーのリズムが少し狂うだけで体調に異変を起こすのかと思いますが、ちょっとした電磁波や、体の中に流れる微電流で、ペースメーカーのリズムは影響を受けそうなイメージがあるためです。
ゆえに、手術前は、もっと、電磁波に怯える日々を送ることとなるのかと思ったのですが、それよりは、普通に生活ができているのかと思っております。
コメント
なんで草刈り機だめなん?
プラグのスパークか?
スパークしているときも出るのかもしれないけど、イグニッションコイルが怪しいのかと思ってはおります。調べてみないとわからないのですが…..。