これは、入院生活の備忘録になります。
入院二日目(1/5)、ブルガダ症候群による致死的な不整脈(心室細動)から命を守るため、皮下植込み型除細動器(S-ICD)を植え込む手術が実施されました。
手術は、午前9時からで、朝食は無し。午前8時30分頃、病室から手術室に車椅子に乗って移動いたしました。
手術時は、全身麻酔であったため、手術室のベットに横になり、点滴用に針を刺してあったところから、麻酔液を挿入してから、アッという間に記憶が無くなりました。
意識が戻ったときは、手術を終え、病室のベットで寝ておりました(午後の0時30分頃だったと思います)。ただし、後で、妻から聞いた話では、手術室から病室に戻るときも意識があり、病室に戻ってから、看護師に、気持ちが悪いことを伝えていたり、妻とも会話をしていたそうなのですが、私は、それらの記憶が全く残っておりませんでした。このようなことは、全身麻酔の後は、よくあることのようではあります。
手術後の6時間は、安静要で動いてもいけない時間でした。手術前に聞いていたのではありますが、意識が戻ってからは、動けないことは苦痛でしかありませんでした。もちろん、何かで縛られていた訳ではありませんので、体を動かすことはできる状況なのですが、試しに、少し動かしてみますと、やはり、傷口が痛い! よって、我慢の時間が続くことになります。なお、尿に関しては、手術中から、尿道カテーテルが挿入されている状態でした。
たぶん、ちょうど、お昼頃に病室に戻って来たのかと思うのですが、夕方の4時頃には腰が痛くて耐えられなくなり、ナースコールを押し、看護師を呼んでしまいました。看護師さんは、腰からお尻のあたりに、タオルを挟んでくれました。ちょっとしたことですが、これでだいぶ楽にはなりました。たぶん、看護師さんにとっては、腰の痛みは、想定内なのでしょうね。
夕方の6時を過ぎた頃、看護師さんが来てくださり、安静時間は終わりましたと伝えてくれました。また、尿道カテーテルも、このとき抜いてもらっております。抜くとき、痛いという訳ではなかったのですが、変な感じではありました。
安静時間を過ぎましたので、夕食も運ばれてきました。ただし、特別なものではなく、普通に,箸を使って食べる食事でした。つまり、起き上がらなければ食べられません。6時間経過後の細かな説明を受けていなかったのですが、自力で起き上がって、夕食は食べろ!ということかと思ったのですが、起き上がるためには、痛みを覚悟しなければなりません。それよりも、下手な動きをしてしまうと、傷口が開いてしまうのではないか?と考えてしまい、無理に起き上がることはできませんでした。従って、夕食は、食べることができませんでした。
夕食の時間が終わりますと夜です。幸いにも、寝る前に、眠剤が処方され、また、痛み止め(カロナール)も服用したため、少しは眠れ、それでも起きてしまい、また、少し寝ては起きてしまうを繰り返す形で手術後の長い夜が過ぎました。眠剤等を服用しなければ、ほとんど寝れなかったのではないかと思います。なお、2回ほど朝までに尿意を感じ、これには看護師さんを呼び、尿瓶を使わせてもらうことで対応いたしました。ただ、想定外であったのが、おしっこをするとき、尿道が痛いのです(これ、結構、辛かったです)。看護師さんに確認はしなかったものの、後で、ネットで調べたので間違いないと思うのですが、尿道カテーテルによって、尿道が傷ついたための痛みのようです。
以上、手術当日は、こんな形で過ぎて行きました。
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