昨日、母の舌にできた癌に対する対応が、担当医師との相談の上、緩和ケアのみで行くことで決定いたしました。
これまで、癌相談窓口の看護師さん、担当医師と短いながらも、密に相談をし、メリット、デメリットを確認させていただきながら、母の癌治療をどうするべきか、考えてまいりました。
最終的には、やはり、母の認知症の状態が致命的であり、緩和ケアで行くことで、担当医師と、私たち(姉と私)との間で、考えが一致いたしました。
残念ながら、何度となく、医師、看護士、そして、私たちから、母に、癌についての説明をして参りましたが、母は、舌にできているものが癌であることを認識することができませんでした。
母からは、残念ながら、癌の治療に関する説明をしていただいても、“なぜ、手術なんか必要なの?塗り薬でも、もらえればいいから….”と言った返事が繰り返される状況であり、この状態では、手術後の辛い状況を耐えられないものと、医師も私たちも判断するしかない状況でありました。
基本、癌に限らずですが、病気に打ち勝つ!という強い気持ちがなければ克服ができない訳ですが、その病を認識できないのですから、根本的に治療は厳しいと判断するしか無かった訳であります。
緩和ケアが始まりますが、しばらくは、癌による舌の痛み止め薬を服用するだけとなります。ある意味母にとっては、当面、手術をするよりは楽ではありますが、いずれ、普通の生活が難しくなってくるはずです。
それも運命と割り切れば、自然な姿なのかもしれません。
また、癌治療後のデメリットとして、あっさり亡くなるケースもあるようですので、最善の選択であったと思うしかありません。
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